2024年5月8日水曜日

Afinia H480の冷却ファン周辺部品

Afinia H480の冷却ファンの下についている部品が変色してきていたのでメンテナンスしました。ついでに気づいたことを記しておきます。

この部品はファンの空気の流れを導く役割をしていると思われます。今まで気づかずに使っていたのですが、手動でつまみを回すことでフラップを開閉して空気の流れを変えられるようになっています。時計回りに回す(出荷時)とフィラメントを溶かすホットエンドのヒートシンクのみに風が当たり、反時計回りに回すと新たな風の通り道が生じてノズルの先の造形物も同時に冷やされるようになります。



マニュアルに記述を見つけられませんでしたが、ABSの場合は閉じておくのが良いようです。これは以前見たことのあるFlashforgeのCreator PROがABSとPLAの場合で屋根を付け外しするように指示があったことからの類推でしたが、実際に出力してみた結果でも違いが見られました。(但し試したのは1回だけですので、ちゃとした実験ではありません)

いずれもABS(Premium)素材を使用、写真右がフラップを開いて(=ノズル先がよく冷える設定で)出力した場合です。造形物が明らかに曲がっている部分があり、正常に出力できていません。これはおそらく推奨外の使い方なのでしょう。一方、融点の低いPLAの場合は造形物をよく冷やすのが良いと予想され、そのためにこのフラップが付いているのではないかと思われます。これは今後PLAを使う際に試してみたいと思います。

なお、このフラップは部品本体と一体で成形されています。スペアパーツ用データで自分で出力した場合は、適宜サポート材を除去すると動くようになります。出荷時の部品も微妙に癒着が取れていないような状態でしたので、そもそもこの機能があることに気づくのが遅くなったのでした。

※Afinia H480/800の部品のうち、3Dプリンタで作られているもののデータは制御用ソフトウェアと一緒にProgram Files下のディレクトリにインストールされます。

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