モーターの推力を再度測定しました。また、効率低下の原因を探りました。
1.モーター性能の簡易評価
現在このロボットにはTelloの交換部品としてオンラインで複数の業者から販売されている8520コアレスモーター(但し型番不明かつ交換作業はDJIがサポートするものではない)とTello用のプロペラ(DJI純製)を使っています。
なお、8520という呼称は直径8.5mm、長さ20mmのことと思われます。具体的なメーカーや型番の情報はまだ見つけられていません。あるいは、規格品ではないため型番がないのかもしれませんが。
開発検討段階では、ESP32 6-axis IMU boardに空いている穴に入るサイズということで、Aitendoで販売されていたM716PA-10 およびPPR-01-55を試そうとしていました。しかし、推力測定してみると全然足りないことがわかったので、もう少し強力かつ入手しやすいものにした、という経緯です。
モーターを買い足す際に異なる業者から購入したので、性能のばらつきがあるのではないか、そもそも違う製品ではないか、という懸念がありました。
そこで推力を測定してみました。ついでに、M716PA-10も再度測定しました。但し、機材の関係で厳密な測定ではありません。
測定用の装置はこのような形で作成しました。電子秤の上に木材を固定し、そこに更にモーター固定用の薄板を固定してあります。台座としてROBO-剣用ロボットのフレームを借用しているため内部に配線基板が見えますが、これは使用していません。
- 3.7Vの疑似定電圧電源(スイッチングレギュレータの開放時電圧を3.7Vに設定、駆動中は3.65V前後まで低下する)
- プロペラはTelloのものを使用
- 地面効果を避けるために下の空間は30cm以上あける
- 電子秤で推力を測定
- 発熱によりトルクが徐々に低下するため、10秒間連続運転した後の値を読む。
- 計測は3回ずつ行った。
- 但し、運転の間隔は場合により30秒~2分程度と、一定ではなかったため、すべて等しい条件とはいえない。あくまで目安程度である。
2.ロボット搭載時の効率低下要因検討
- モーター単独(立てた薄板の先に固定、前節の実験と同じ)
- ESP32-IMU基板のみ
- 基板+下面ガード
- 基板+下面ガード+上面ガード (本来のロボットと同じ状態)
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